野球部の監督である堀田が入ってくると、体育教官室はしんと静まり返った。談笑していた俺と斯波はすっと姿勢を正し、目礼をする。年齢的に若い堀田へのその行為は滑稽だったが、俺達の中でそれは当然の事だった。秩序を守る事は、組織を守る事に他ならない。
「新しい仲間を紹介します、國村先生」
教官室のドアを開けて入室したのは、毎日顔を突き合わせているレスリング部監督の國村だった。しかし、彼がもう今までとは違う事が一目で分かった。同時に、俺達の頭に喜びが疼き始める。あの真面目で、堅物なおっさんが俺達と同じ仲間になるなんて。
「では、みなさんに生まれ変わった姿を見せてあげて下さい」
「はいっ!!」
ジャージのジッパーを下げて行くと、其処には逞しく盛り上がった胸の筋肉があり、それはピッチリと真っ黒なスウツに覆われていた。普段隠されている分、ダークスウツの露出が快感になるのは俺も斯波も了承済みだ。乳首は両方ともぴんと立ち、まだ衰えていない肉体を更に若々しく見せている。扇情的に胸元を肌蹴させ、一日の体育教科で籠もった男の色香を発散させていく。敏感な嗅覚を活動させ、それをたっぷりと胸に吸い込むと、國村が戦闘員として立派に改造された事を改めて確認出来た。隣の斯波を盗み見ると、昂奮が抑えられないのか男根の形がくっきりとジャージに浮かび、先走りが股を汚していた。
「んんっ……あ、はあっ……」
ウエストにつっかえていたチンポがぶるんっ、と飛び出し、リノリウムの床に汚い雄汁を撒き散らした。ぱんぱんに脹れた太腿は、がに股に開かれている。全身の筋肉は今までのアスリート人生の中でも最高の状態だろう、惜しむらくは現役時代に改造されなかった事か。真っ黒のゴム質に覆われた表皮には、玉の汗が浮かんでいる。茶色く変色したスニーカーから出て来たのは、素足でもソックスでもなく、ダークスウツの薄い膜に覆われた艶めかしい脚だった。一日中蒸らされたその足が、どんな匂いで、どんな味がするのか。俺も同じ様に小汚いスニーカーの中でスウツに覆われた足をもぞもぞと動かした。
「はあっ、はあっ、見て、下さいっ!!これが、俺の新しく生まれ変わった、姿ですっ!!」
ダークスウツに完全に浸食された國村は、既に身も心も戦闘員へと改造され切っていた。見られている、という快感に國村の口の端からは涎が零れ、彷徨う様にそそり立った黒い肉棒が天をそよいでいる。同僚が完全に墜ちたその姿に、俺は興奮していたらしい。内股に熱い液体が流れ落ちて来るのが分かる。どうやら無意識の内に射精してしまった様だった。
示し合せた様に、俺と斯波もジャージを脱ぎ始める。その姿はほとんど國村と変わらないダークスウツの姿だったが、俺だけは鰐怪人としての改造の結果、スリットから赤黒い尖ったイチモツがにょきりと空を突いて飛び出していた。勿論、そこには黒精がべっとりと絡まり付いている。
「須田先生、お若いですね」
堀田が面白がる様に言い、俺は赤面して俯いた。俺よりも堀田の方が若干若く、次に國村、そして少し離れて斯波の順番の年齢である。しかし、それは実際のパワーバランスとは何ら関係の無い値だ。堀田も好青年の笑顔を湛えたまま、着々と衣服を脱いでいく。その匂いや雄としての力は、俺達三人の比では無かった。擬態が解けていき、逞しい肉体は下半身を中心に剛毛で覆われて行く。ダーク様のお作りになられた、最初の怪人・デモンへとその姿へと変えて行く。雄臭くなったその顔は、それでもまだどこか青年らしさを残していたが、禍々しいイチモツや鞭の様な尾で彼が人外かつ魔族である事を如実に表していた。俺達は跪いてその様子を見守っていた。
「では、始めようか」
「はっ!!ダーク様の為に!!」
ミーティングと称して、次の戦闘員候補が決められていく。S高はそういう意味ではダークノアの素体の宝庫だった。
「まず最初にサッカー部が」
生徒名簿が黒く滲み、サッカー部の生徒達の欄が白黒反転していく。部長の悟がまず蜘蛛男となり、部員達を暗黒の繭に包んで全員を戦闘員へと改造したのだ。わざわざ外部から手を回して転入させた津久田も、ダーク様の推測通り素晴らしい適正を発揮させている。汎用性が高く、戦闘能力が高いので彼等は既に何度か実戦を経験している。
「次に野球部。あれは我ながら傑作だったな」
デモンが笑いながら言った。デモンがバッテリーの二人、裕也と大地を改造したのだが、一年生の雄太が怪人としての適性を持っており、逆に彼等は手駒として改造され直してしまった。雄太は怪人の中でも特別ダーク様の力を取り込んだので、少し特殊である。アモスと名乗る彼の精液は邪悪な紫色で、浴びたものを淫乱なゴリラ男へと変えてしまう。野球部員が胸を激しくドラミングしながらユニフォームの中で果てる、という景色がグラウンドの隅では見られるらしい。
そして、俺自身は野球部員の大地に改造された様なものだった。あいつのユニフォームを無理矢理着せられて、吐きそうな程の雄臭に屈服した瞬間から今の俺が始まったのだ。そういう意味では、大地にも、そしてデモンにも頭が上がらない思いだ。ダーク様にお仕え出来る姿になれたのも、彼等のお蔭だからだ。
「そして水泳部。これでもまだ4分の1程度か」
秀司の欲望が水泳部全体を陥れたと言っても過言ではない。彼はダーク様から与えられた力に溺れ、ついには自らを呪われた姿へと変貌させた。魚怪人・シルドとして新たな生を受けた彼は、水泳部員を卵殻に閉じ込め、魚型の戦闘員へと全員改造した。しかし、最初の生贄となった後輩二人は異形のキマイラとしてダーク様の配下へと下っている。
「次は俺の柔道部ですね」
俺も指を差して、柔道部員達の名簿を反転させる。D型戦闘員として永江を改造したあの時の快感は忘れられない。「イイッ!!」と奇声を上げながら無様に快楽漬けにされる俺の可愛い柔道部員達。一人一人、隅々まで記憶していた。今でこそ鰐型の戦闘員へと再改造された者も居るが、俺と同じチンポを持ったあの悦び様は堪らなかった。そして、俺達は大学時代の先輩である藪下と、倉本という他学の柔道部員を堕とす事によって新たなダーク様の種子をばら撒く事に成功したのだ。
「ああ、勿論。お前はよくやってくれたな」
「ありがとうございます」
「次は、相撲部か。あそこも中々上出来だと聞いた」
デモンが担当した相撲部は、瀬戸と赤城という二人の主将と副将を堕とす所から始まった。実力は伯仲だったものの、赤城が先に快楽に堕ち、その赤城自身に瀬戸が種付けされて二人とも戦闘員へと改造されたのだ。相撲部全員を改造した瀬戸は、その褒美に怪人へとダーク様直々に改造して頂き、ゴーレムとして新たな能力を得た。相手を石化させ、無限の快楽を与えて屈服させてから戦闘員へと改造してしまうのだ。精神の強い猛者達を石化させ、ダークスウツを流し込む。相撲部の地下には、半ばダークスウツに浸食された男達の石像が所狭しと並んでいる。
「そして、ラグビー部はどうだ?」
「はっ、青屋の方が順調に事を進めております!!」
斯波がはきはきと答える。モルモットとして選ばれた斯波は、その煙草好きが災いしてダーク様の力がたっぷり込められた煙草を大量に摂取し、プロトタイプの戦闘員として改造された。俺が担当になり、それを見届けたのだが、ラグビー部の青屋や、潜入捜査に来た立松と徳井という刑事も同じプロトタイプに改造されてしまっている。匂いに特に敏感な彼等は、薬の常用が無いとすぐに快感で壊れてしまうらしい。刑事だった二人は今はS高の警備員として働いているが、その人格の欠損具合は著しい。
「最後に、レスリング部」
「はい!!俺は教え子の皆川、ナーク様に直々に淫乱戦闘員へと改造して頂きましたっ!!」
これは先日報告を受けた通り、四人のレスリング部員達が順繰りにダークスウツの虜となっていき、最後に部長の皆川が蛇怪人・ナークへと目覚めた事で陥落した様だ。特に國村は予定に入っていなかったのだが、副産物として彼等の慰み者になった結果、戦闘員へと改造されてしまったらしい。
「まだまだだな。だが少しずつだが、我々はS高の部員達を手中に収めている」
「はっ!!」
「そして教師陣も揃い始めた……ここで、ドクターからの提案にあった、ダークスウツの頒布・推進を進めて行こうと思う……」
改良された型のダークスウツを次年度の体育着として推薦する事を取り決め、今日の『会議』は一応の終いとなった。斯波と國村を相手にし、たっぷりとダーク様の力が漲っている腹部を押さえる。二人の戦闘員から貪った黒精で、俺の『力』が増大していくのが分かった。流石にザーメン塗れでは帰れないので、設備のシャワーを浴びる。ダークスウツのまま無防備にシャワーを浴びても、最早見咎められて不味い事は無かった。その時は、目撃者を改造してしまえば良い。S高の支配も、いよいよ形振り構う事無く大詰めに差し掛かっているのだ。
「ん……ふぅっ……!!」
温水がダークスウツを叩く度に、敏感に感じてしまい、俺は堪らず声を漏らした。皮膚と一体化したそれは、自分でも説明が付かない程奇妙な代物である。普段はナイロンの様な化学繊維質なのだが、怪人化する際には硬質な鱗に早変わりし、吸水性は抜群だが直ぐに乾く。中には、繊維の上から剛毛が茂っている者さえ居た。要するに、これはダーク様の呪印であり、下僕の刻印なのだ。それは、人それぞれ違っていておかしくない。
俺のダークスウツを透過した湯は、一日分の汗や、泥や、ザーメンでどろどろに濁って滴り落ちる。いくら石鹸で洗った所で、この汚れは落ちる事は無い。ダークスウツは俺達の快感に感じる物質を蓄え、それを『力』として供給する。風呂に入るのは表面的な汚れを落とす為だけであり、基本的にはそれ以上の浄化作用は俺達には望めない。四六時中雄臭い体臭を撒き散らしながら、発情しっぱなしというのがあるべき戦闘員の姿なのだ。
腸内がまだ音を立てているので、俺はその場にしゃがみ込みシャワーのノズルをケツに向けて注水を開始した。
「ぐ……んあああぁあうぅぅ!!」
拡張された俺のケツマンコから、斯波と國村のどす黒いザーメンが堰を切った様に溢れ出す。快感で俺のチンポからも黒精が噴き出していた。勿体なかったが、まだ一般の場で大事を起こす訳には行かなかった。それに、今日は大事な客が来るのだ――しかし、俺は本能的にタイルに流出したザーメンを手ですくい、ごくごくと飲み干していた。いつまで経ってもシャワールームから出られそうに無かった。
三つ程年上の兄貴は、高校卒業後に就職して早々に結婚していた。肉体労働だったし、俺の親族だから適正は多分あるのだろうが、既婚者はまだ危険だから手を出さない方が無難だ。
その代わりに、二人の息子が居た。中学二年生の道久と、小学六年生の智久だ。どちらもテニス部に入り、なかなかの好成績を残している。
軽のワゴンの中で彼等を待つ間に、簡単に彼等の身体的特徴及び素体適正判定をまとめて送信する。時刻は19時を指していた。駅の階段から二人の兄弟が降りて来るのを目の端で捉え、ウィンドウを下げてにこやかに手を振った。
「おーい!久し振りだな!!」
智久が「叔父さん」と笑顔で駆け寄ってくる。そう、今まで彼等と会ってきた時と同じ様に、俺は振る舞わなければならない。真っ黒に日焼けした兄弟は瓜二つだったが、兄の道久の方は随分大人びた印象に変わっていた。余程本格的なテニススクールに通っているのか、二人とも野球部の様な五部刈りにされている。
「今日はお世話になります」
礼儀正しく頭を下げる彼に、俺は鷹揚に手で応えた。
全国大会が近くであるのだが、知り合いが居るのにわざわざ宿泊施設を利用するのは馬鹿らしい。という事で俺に白羽の矢が立ったのだ。勿論、兄貴も兄弟も俺がダーク様の下僕に生まれ変わった事など露も知らない。後部座席に座った兄弟は、無邪気にラケットや大会での成績の話を俺に振ってくる。俺は頭の片隅でその会話を処理しながら、この二人がどんな淫乱な戦闘員になるのか今から楽しみで仕方が無かった。
「うわあ、きったねえ部屋!!」
智久が無遠慮な大声を出すと、俺の足の踏み場もない雑然とした住処を見渡していた。鼻をくんくんとさせ、俺の雄臭がたっぷり染み込んだこの部屋を味わっている。道久も時折顔を顰めながら恐る恐る、といった様子で靴を脱ぎ上り込んでいく。スニーカーソックスの辺りはソックス焼けで白くなっており、どれくらいテニスに打ち込んでいるのかが窺える。ハーフパンツからすらっと伸びた脚は筋肉が程良く発達し、まだ生えかけのすね毛が申し訳程度にそこを覆っていた。一方、弟の智久の方はまだまだ未成熟で、あるが体つきだけはがっしりとしつつあるようだった。
「おいおいあんまし弄らないでくれよ」
俺は困った顔をしながら靴を脱ぎ棄ててずかずかと上がる。五本指ソックスの様に見えるダークスウツが、俺の期待と同調しているかの様にぞぞっと蠢いた。
「今日さ、良かったらモニターやって貰いたいんだよね」
「もにたあ?」
智久が首を傾げて尋ねた。頭が少し弱いのも兄貴譲りなのかもしれないが、それはそれで可愛げがある。
「今度ウチの高校で使うかもしれないスポーツウェアなんだけど、着てみて感想言うだけで良いから。サイズ用意してあるし、ちょっと今此処で着替えてみてくれよ」
「えーどんなのどんなの?」
「おれも興味あります」
スポーツ漬けの毎日を送るからか、好奇心は旺盛だった。俺は用意していたそれを取出し、試着を勧めてみる。ダークスウツは勿論、既に二人の体格に合わせて調整済みだった。
「スパッツとか、コンプレッション型の物なんですね」
「うわあ、これ恥ずかしいよお」
「ん?そうか?S高の生徒なんかみーんなこんな格好でうろうろしてるぞ」
S高とはスポーツを生きがいとする小中生にはなかなかの魅力を持った響きがある事を、俺は知っていた。半信半疑ながらも、ふうんと頷く二人の兄弟はちらちらとお互いを見ている。
「俺も結構ハマっててな……ほらっ!!」
ぱんぱんに胸筋が張っていたポロシャツを脱ぐと、皮膚とほとんど変わらない程の薄さのダークスウツを、彼等に披露した。鍛え上げられた肉体はアスリートを目指す二人の心に尊敬を植え付けて行く。『力』が徐々に幼い二人に浸透して行くのが肌で感じられた。強い異臭は既に俺自身から発せられていると分かっているものの、それを嗅ぎ取る事が癖になり止める事が出来なくなっている。
「男同士なんだから恥ずかしくないだろ?ほら、着てみせてくれよ」
兄弟は従順にこくりと頷くと、テニスウェアに手を掛けゆっくりとこんがり健康的に焼けた肌を露出していく。それを塗り潰すかのようにダークスウツが張り付き、少しずつ彼等は闇に覆われて行く。未発達な乳首もぷっくらと浮き出る様に見え、彼等の羞恥心を一層掻き立てた。
「グローブまで一体型何ですか?」
「うへえ、きつくて気持ち悪い」
口々に不平を言いながらも、きちんと上半身のウェアを着こなした彼等はなかなか魅力的だった。道久の方は俺の『力』に影響されているのかハーフパンツが少し盛り上がっている。
「よく似合ってるよ」
俺は手を伸ばして、彼等の胸を少し強く揉んだ。唐突で意味不明なその動作に、彼等は疑問よりもまず鋭敏に感じてしまう。性感帯、という言葉もまだよくわからないまま彼等は淫らに開発されていた。
「ほら、下も脱いで」
ぼうっとし始めた頭は、すでに俺の指示に従い始めている。羞恥心は抑圧され、本能的な快楽を求めて道久がまずハーフパンツを下履きごと降ろした。陰毛がようやく生え揃った、という体の下腹部に、半勃ちになったチンポがびたんと当たった。そこから零れた液体は粘性を伴っていて、お預けを食らった犬みたいな表情と併せて欲情をそそった。智久もいそいそとズボンを降ろすと、まだ包茎のかわいらしいチンポを晒していた。毛も数本程度しか生えておらず、まだまだ性的に未熟である事が窺い知れた。
「…………っ!!」
脛や腿に張り付いて行く様に、ロングスパッツが兄弟の下半身を覆っていく。膨らんだ股間をぎゅむぎゅむと窮屈そうに押し込みながら、足の指先までもがウェアに拘束されていた。昂奮で紅潮した頬が、二人の荒い息で更に火照っていた。二人の目の前に姿見を持って来て、じっくりと自分自身を視姦するかの如く隅々まで観察出来る様にした。年齢よりも筋肉質に発達したその身体は、ダークスウツに良く映えていた。
「に、兄ちゃん。おれ、なんかヘンだ……」
智久が泣きそうな声で言うと、もじもじと股を具合が悪そうに動かした。道久は手で抑え込まれた弟のチンポに目が釘付けになっている。
「な、なんか出そうっ!!」
「あれ?智久は兄ちゃんに教えて貰ってないのか?」
俺が惚けた声で彼に尋ねる。道久は驚いた顔でこちらを見やった。既に俺もハーフパンツを脱ぎ、三人とも同じ姿に変わっている。此処で怪人化して兄弟を押し倒すのも良かったが、まだ戸惑う可愛らしい二人が見たくて人間態のままで俺は仁王立ちをする。久し振りに人間のチンポに化けた俺のイチモツが、ダークスウツをひくひくと震わせてその巨大さを二人にアピールしていた。
「ほら、教えてやれよ。俺と道久と智久、三人ともどうなってるんだ?」
道久は口を開きかけ少しだけ逡巡した。
「ぼ、『勃起』してる……」
言葉に反応する様に、道久の股間はぴくりと揺れた。
「そうだ。恥ずかしい事じゃない。俺達は興奮していて、『勃起』しているんだ。別に大人になったら普通の事で、よくある」
体育教師という立場を利用して、子供達に嘘を吹き込んでいく。素直に前を隠すのを止めた智久は、その可愛らしいイチモツを痛いほど勃たせていた。
「俺が今日は『オナニー』の仕方、教えてやるよ。これ着てヤるとすっげえ気持ちいいんだぜ」
兄弟はもう俺のチンポに釘付けになっていた。見せびらかす様に逆手で、ゆっくりと陰茎を扱き上げて行く。
「お、『オナニー』って何?」
智久が興味津々といった様子で道久に尋ねる。道久は口籠っていた。
「大人の男が自分で『射精』する事だ。『精子』を体外に射出出来る様になると、俺達は大人になったって事なんだ」
俺が簡単に説明すると、二人とも俺の方を向きなおした。道久の方はだくだくと我慢汁がウェアに滲み出している。
「いつもやってんだろ?いいぜ、道久もセンズリして」
「え……あ、うん…………」
股を少し広げると、俺と向かい合う様にして道久はシンプルに右手を上下させ始めた。ダークスウツと擦れる音が、粘液を帯びていて卑猥な音を立てる。
「あ゛ーーっ、すっげえこれ気持ちいい!!」
「だろぉ?!もう二度と普通の『オナニー』なんか出来ねえよな?!」
生真面目そうだった顔が数秒ほどで蕩け、道久は快楽に服従した。全身を痙攣させながら感じ切っているその姿は、最早S高の戦闘員達とあまり大差が無かった。年少であればある程、ダーク様の力に抗う事は難しい。性欲に従順な雄として彼等は成長させられていくのだ。
俺と実の兄の豹変ぶりに、智久はおろおろと戸惑いと恐怖を浮かべていた。鼻孔をくすぐるのは、まだ嗅いだ事の無いイカ臭いザーメンの匂いだ。ぬらぬらとテカり始めた俺達の亀頭は、ダークスウツに密閉されて窒息死しそうだった。道久の方はもうそろそろ良いだろうと思い、俺は『力』をそちらへ向けて軽く指を捻る。ダークスウツがぞわり、と波立ち、道久へ牙を剥いた。
「ひやううっ!!なんら、これぇっ!!」
そう言うか言わないかの内に、だくだくと真っ白なザーメンがグローブをどろどろに汚しながら溢れ出してきた。道久はそれでも尚、右手でチンポを擦り続けている。ローションの様に竿に塗りたくられたザーメンは、道久の肉体をより深く知ろうとダークスウツに取り込まれていく。解析された成分や遺伝情報は、戦闘員として道久へ最適な改造を施す手がかりになるだろう。呆けた顔で手淫を続ける彼が、それを拒否する事は無いだろう。だらしなく涎を垂らし、意志の無い瞳で虚空を見詰める道久は、今やダークスウツの虜になっていた。
「あはぁ……すげえ、すげえ……何だこれ……最高…………」
快感を甘受する兄の横で、智久はその痴態の一挙手一投足を食い入る様に見詰めていた。荒い息は彼が幼いなりに興奮を覚えている事を表している。
「おれも、おれも『精子』出して気持ち良くなりたいっ!!」
「おう、いいぞ!智久もチンポ弄ってみろ」
見様見真似で上下に手を動かし始める智久は可愛らしくて思わず笑ってしまいそうになった。
「まだ『精通』してないんだろ?」
俺が聴くと、意味は分かったのかこくりと彼は恥ずかしそうに頷いた。
「このウェアはな、まだ子供の肉体を大人の物に成長させる働きもあるんだ。智久も『精通』出来るよ」
「ほんと?」
「ああ」
『力』を使って智久の身体をどんどん開発していく。ぞぞっ、とダークスウツが蠢く度に智久は小さく声を上げた。
「お、おれ、おかしくなっちゃう……」
「大丈夫だ……」
汗をたっぷり吸い始めた智久のウェアの脇を、俺は舌で刺激する。健康的な汗の匂いに混じって、雄としての香りが漂っていた。塩辛いその味を楽しんでいる内に、どんどんと体臭は強くそれでいて甘美な物へと変わって行く。
「ん、うあああああっ?!出るっ!!せ、精通するぅっ!!ひぐうううっ?!」
人生初の射精を迎えた智久は、全身を震わせながら虚脱していた。初回とは思えない程の大量の精液は、内股を伝ってフローリングを汚している。まだ年端もいかない内からダーク様の虜になる喜びを得られる甥達が、少しだけ羨ましくなった。
「いっぱい出したな、お前等……俺も、特別に『オナニー』、見せてやるよ」
ズっていた右手を離し、両手を逞しく改造された胸へと持って行く。柔道で学生の頃から鍛え上げていた其処は、今や立派な性感帯の一つとして仕上がっていた。
「んはっ!!たまんねぇなあ……」
先走りを含んだグローブが、淫靡に俺の隆起した乳首をぬらぬらと光らせる。脳髄にまで届く快感が、条件反射の如く擦り込まれている。チンポは射精への期待に頭を擡げ、照準を甥達に向けていた。兄弟はぼうっとしながら俺の嬌声に耳を傾け、視線を胸とチンポに釘づけにしている。ザーメン塗れの肉棒をウェアの中で膨らませ、すっかり欲情に忠実なケダモノになってしまっているのだろう。
「ああ、もう出る、イクぜっ!!おあああっ!んがあ゛あ゛あ゛!!!!」
胸や乳首だけで絶頂を迎えた俺は、ダーク様の力が漲った黒精を噴き上げた。姿見の向こうに映った俺は、だらしのない、所謂アヘ顔を晒している。ダークスウツを透過したザーメンは、勢い良く兄弟の顔面やウェアにぶっかかり、二人をどろどろに汚していく。これが、彼等を改造する最後のキーとなった。
「お……何で、また……叔父さんのザーメン、黒くて、くせえのに……何か、何で……」
譫言を繰り返しながら、道久は湧き上がる新たな性欲に翻弄されていく。完成しつつあった彼の常識や倫理観は、今や崩壊しつつある。
「兄ちゃん、おれ、もっと気持ち良くなりてぇよぉ……」
智久は身体をびくびく痙攣させながら、浅ましくチンポをフローリングに擦り付けている。善悪や恥辱を学ぶ前にダーク様の快感に触れた智久の方が、今や改造と洗脳がスムーズに行われていた。全身の性感帯を一斉に刺激され、智久と道久の肉体的な開発が進められていく。俺の放った黒精が、甥達を改造していく……使命感と達成感に身悶えた俺はまたチンポから精液を吐いた。
「選ばれた大人の男は黒いザーメンを出して、あるお方にお仕えするんだ。俺が道久と智久を選んであげたんだよ……ほら、自分の身体を見てごらん、段々男らしく、雄らしくなってきただろう?」
「な……、おれ、毛が……!!」
「に、兄ちゃん!!おれ……も……」
ウェアを捲り上げると、先程よりもさらに発達した筋肉に加えて、脛や腕に若干の剛毛が生えつつあった。急激な男性ホルモンの分泌が促され、二人の肉体をより淫乱に更に感じやすくしていく。
「汗が、蒸れて……っ!!」
「んへぇ、おれ、くっせぇ……」
露骨に顔を顰める道久と、それとは対照的に恍惚とする智久。胸と脇に大きな汗染みを作った二人は、濃厚な雄臭を放っていた。命令するまでも無く、兄弟はお互いに魅かれあい、剛筋となった肉体を絡ませ始めた。ザーメン塗れのチンポを突き合い、唾液で湿った舌を交わらせ、グローブで全身を愛撫し合う。姿見に映る彼等の目はどす黒く、光を失っていた。
「またイグッ!!イグッ!!んぐああああっイグぅッ!!」
「おれも出るっ!!兄ちゃんのチンポにくっせえザーメン、ぶっかけちゃうッ!!」
竿同士で扱き合った結果、手も使わずにだくだくとまた精液がウェアを通して溢れ出した。白い精液は段々と黒ずみ、最期に絞り出されたのは殆ど黒色へと変色していた。仕上げとばかりに、ウェアはダークスウツとしての本来の姿を取り戻していく。ギリギリと締め付けられる皮膚に、二人は身悶えた。首を覆い、顎先にまで浸食したスウツ。俺はスウツを操作して、二人のアナルに筒状に変形したスウツをずっぷりと咥えさせた。そこから最後の洗脳が始められる。
「んあああああぁぁあああああああああああぁぁぁああ゛?!」
絶叫と共に、脳内に快感とダーク様への忠誠が擦り込まれていく。ダークノアの仕組み、目的……それが最上の物であると幼い二人にも理解させられる様に。良心が体外に排出されるのを暗示しているかの様に、灰色のザーメンが数滴零れ落ちると、悪に満ち満ちたどす黒いザーメンが今までの比ではない勢いで溢れ出した。兄弟仲良く同時に改造された事を祝福しているのか、互いのザーメンを掛け合い割れた腹筋の溝に溜まって行く。
「うおおおっ!!ダーク様ぁぁぁ!!」
「すげえ、これがダーク様のお力……っ!!」
漲る悪の力に、感極まった彼等は歓喜の雄叫びを上げた。戦闘員として改造された自分達を、とっくに受け入れている。テニス一筋だった道久も智久も、どちらも今や若毛深の淫乱な筋ショタ戦闘員になってしまっていた。ダークスウツが浮かび上がらせる幼い顔立ちに不釣合いな筋肉を誇示し、雄臭に塗れた全身を舐めあっている。際限のない快楽地獄に無垢な少年達が墜ちた瞬間だった。
俺を見上げた兄弟の目は、もう叔父を見る物では無い。崇拝と、感謝と、尊敬と、さして何より欲情を帯びていた。俺はいつの間にか興奮のあまり怪人体へと姿を戻していた。甥達が改造された舌で、俺の尖ったチンポを責めたて始める。もう何も遠慮をする事は無く、俺は二人に雄の、さらに言えば怪人の力とテクニックを見せつけて行く……
「兄ちゃん、ホントにこいつらで良いの?」
智久がからかう様な調子で尋ねた。テニス用具を入れる倉庫には、手足をグリップテープで縛られた男子が二人居た。ダブルスで道久と智久に敗北した相手である。
「取り敢えずな」
原色に近い赤のユニフォームの胸元をぱたぱたと風を送り込みながら、道久は何でも無い事の様に応えた。白のハーフパンツからも、胸元からもダークスウツが覗いている。それは弟の智久も同じだった。
「お前等、ウチのテニスチームに来たらもっと強くなれるよ。ユニフォームも用意してみたんだ、着させてやるよ」
相手チームの青色のユニフォームを切り裂き、手際よく素っ裸に剥いて行く。後衛の少年はあまりの出来事に、猿轡から漏れる声も涙混じりになっていた。反発を覚えているもう一人の方は、生意気にも挑戦的な視線を兄弟に送っていた。
「あー、やっぱ脱ぎたてのユニフォームは堪んねえな」
剥いだ汗だくのユニフォームを鼻に押し当て、兄弟は代わる代わる敗北したペアの汗臭さを楽しんだ。ハーフパンツを隆起させている事を意識しながら、二人は拘束を解いていく。全裸になったペアは、差し出されたユニフォームを着る他無かった。
「!!」
猿轡は解かれなかったので、喘ぎ声は外に漏れる事が無い。まず黒のインナーウェアに擬態したダークスウツの洗礼を受け、二人はすぐに敏感にチンポを反応させた。反抗的だった方も、涙ながらだった方もどちらも快楽以外の感情を失っていく。二人はほぼ同時に絶頂を迎え、そして射精した事にすら気づかない程意識が朦朧としていた。猿轡はたっぷりと唾液が沁み込んでいて、外すと媚薬の含まれていた形跡が見て取れた。
「ま、ダークノアにもチームにもゆっくり慣れて行けば良いから」
「すぐに淫乱になっちゃうけどね」
ぼんやりと靄が掛かった様な意識のまま、兄弟の勧めるがままに赤いユニフォームへと二人は袖を通していく。
「新しい仲間が入ったぞ!!」
用具倉庫のドアを開けると、道久と智久のチームメイトが輪になって待機していた。全てのチームメイトが赤いユニフォームに、白のハーフパンツ、そしてダークスウツに冒されていた。若いコーチもまた同じ姿をし、虚ろな瞳でその様子を見守っている。テニスチームは二人の兄弟、即ちダークノアに占拠されたのと同じ状態にあった。
「これからよろしくな!!」
こくん、と頷いた二人は、これから自分達がどんな風にされてしまうのかまだ知らない。しかし、ダークスウツの与える快楽、そして兄弟の魅力には抗えなかった。彼等の期待に応じるかのようにダークスウツが震え、ハーフパンツに大きな染みを作り始めていた。