目を開けると一面の闇。僕は何処にいるんだろう?ぼんやりとした頭を働かせ、グラブの帰り道に無理矢理黒塗りの車に拉致された事を思い出す。そしてもう一つ、友達の謙介が一緒に拐われた事も。口に布を押し当てられ、ぐったりとした謙介を見たのが僕の最後の記憶になる。
僕の手首は万才をするように頭上で壁に固定され、足も大きく開いて同じく固定されていた。サッカーのユニフォームは脱がされていて、白のスパッツと赤いサッカーストッキングしか身に付けていない。羞恥心に顔が熱くなる。
「誰か助けてっ!」
と叫んでも、辺りは物音一つせず、ただこの空間が想像以上に広い事が判っただけであった。
どれくらいの時間が経ったかわからないが、誰かの足音と――呻き声の様な音で僕は目を覚ました。室温が上がっているのか、蒸し暑い。前髪は汗で湿り、スパッツが股に張り付いていた。
「謙介っ!」
僕が目にしたのは、僕と同じ格好をして、同じ様に壁に磔にされている謙介と、その隣に立つ全身タイツを着た筋肉質な男だった。謙介の表情はとろんと惚けていて、息が上がっている。僕の方をチラリと見ると、小声で、
「うあ……隆司…ん…逃げろっ……ぁあっ……俺を、見るなっ……」
「あー、目ェ覚ましちゃったのか。折角、コイツの被洗脳素体にとっておいたのに。後悔するぜぇ……いや、泣いて喜ぶかもな」
と全身黒タイツの男は高笑いした。タイツはハイネックで指先から爪先まで真っ黒だ。髪はツンツンで顔は割と整っているが、赤ら顔でニキビ面――高校生くらいだろうか?――足は短く、太ももやふくらはぎの厚さは僕らのとは比べ物にならない。体型からしてその男もサッカー経験者の様だった。
「うるさい!!謙介を離せっ!」
「おー、元気いいねぇ。ま、コイツも最初はそうだったんだけどさ、今は俺に夢中ってワケよ。結構しぶといからオマエが起きる時間に間に合わなかったけど、まあ見ててよ」
「意味わかんねぇよ、この変態!」
「変態ね。コイツもオマエももうすぐこっち側になるから別に良いけど……ほら、見ろよ。コイツはもうこっちの存在だ」
と言い、男は僕に謙介の全身が見える様に横に退いた。
謙介は体中から汗を垂らして震えていた。僕に比べて色黒な謙介の体は艶かしく光り、短く刈り込んだ髪の先に玉の汗を付け、ストッキングは赤から鈍い色に変わっており爪先からは雫がこぼれ、白のスパッツはチンポの先を中心に盛り上がりピンク色の可愛らしい亀頭が透けて見えた。
「まだ毛も生えてないし、精通もまだなんだってな。道理で先走りしか出ないと思ったんだよ」
「うわあああっ!何か、何か出るっ!嫌っ、洩らしたくないっ!んあぁっ!!」
急に謙介は体を弓なりにして叫んだ。何かに必死に耐えている様子だが、それが何なのかは僕にはわからなかった。
「まだ粘るんだ。改造は終わってるはずだから……使うか」
と男が取り出したのは泥まみれの野球のユニフォームだった。何着かあるらしく、胸に大きく『佐々木 雄太』と書いてある物を持ち上げ、中のシャツと茶色過ぎるソックスを自分の鼻にあてがった。
「あぁー、すっげぇいい臭い。実際に会ってみてぇな」
男は恍惚とした表情を浮かべ、僕には汚物にしか見えないそれらを顔に押し当てて深呼吸した。男の股関は一気に盛り上がり、黒い先走りが細い滝の様に流れ出した。
「デモン様のお土産、オマエに分けてやるよ」
とそのシャツとソックスを謙介の鼻にかかるよう巻き付けると、謙介の苦し気な表情は一変し、
「くっせー!くっせー!たまんねぇなこの匂い!」
と叫び、淫乱な顔付きになった。呆然とする僕を尻目に、
「やっぱり体は反応するな。ほら、さっさとイッちまえよ」
「イクっ!嫌、ダメだっ、気持ちいいっイクっ、あ、うわ、うわああああっ!!」
ビュッと白い液が謙介のスパッツから洩れた。僕はそんな物を出したこともないし、出ることも知らなかった。
ガックリと力が抜け、謙介は気絶したようだった。男は謙介の履いていたストッキングとスパッツを脱がし、スパッツの内側に付いた白い液をべろりと舐めた。
「うーん、初物は美味いっと」
僕は恐ろしくなり滅茶苦茶に叫んだが、男がつかつかと近づいてきて、
「うるせぇ」
と一言いい、僕の口にあのソックスで猿轡をした。あまりの臭いに僕は吐きそうになった。
「あ、まだ改造してないのか。ごめんごめん。ま、すぐその臭いの良さがわかるようになるから」
そんな事は絶対に無いと言いたかったが、謙介の事を考えると自信がない。
「んじゃ、始めますか」
と言って男は不意に自分のイチモツをタイツ越しに扱きだした。矛先は素っ裸の謙介に向かっており、数分後、
「があっ!!」
という男の獣じみた嬌声とともに一筋の黒い飛沫が上がった。
それは謙介の体にぶっかけられ、二度、三度と男の射精が繰り返される度に黒く染まっていった。
「ぐあっ!んがっ!ああっ!うお!」
男はあらゆる呻き声を上げてその度に黒い精を吐いた。
一段落すると、謙介の体は真っ黒になっており、辺りには僕の嗅いだことのない臭いで充満していた。男は謙介に近づくと自分の出した黒い液を謙介に塗りたくった――指先から爪先まで――僕はまさかと思ったが、謙介は男と同じ姿になっていたのだ。
「定着開始」
と男が言うと、黒い液は謙介の体に張り付いて光沢を増していった。同時に謙介の筋肉は肥大し、乳輪とチンポは大きくなった。その過程は大変気持ちがいいらしく、謙介は壁に固定された体を無意識によじっていた。
「完了……っと。起きろ、0318番」
男の呼び掛けに目を開ける謙介。その表情はもう今までの謙介ではなく、淫乱に体を改造された少年戦闘員のものだった。
「うあっ。キモチイイーッ!キモチイイーッ!ダーク様に永遠の忠誠を誓いますっ!イイー!イイー!」
謙介はまるでヒーローショーに出てくるザコ戦闘員の様な甲高い声でそう宣言すると、手も使わずに改造されたてのチンポから男と同じ黒い液を何回も出した。一通り出し終えると
「竜二様、洗脳と改造ありがとうございました」
と謙介は言い、男と舌を絡ませた。竜二と呼ばれた男は、
「おめでとう。頑張れよ」
と言い謙介の厚くなった胸を揉んだ。謙介は「ぐあっ」と言いまた盛大に射精した。
「オマエの最初の任務は、アイツを俺達の仲間にする事だ。じゃあ、楽しんでな」
「はっ!ありがとうございます!」
そう言うと竜二は謙介の拘束を解き奥の闇へ消えた。
「隆司!お前もダーク様の下僕になれるなんて幸せだな!」
謙介は歩く度にチンポから黒い飛沫を出し近付いてきた。
「このスウツ、すげぇ気持ちいいんだぜ。俺、足の裏まで感じちゃうから射精がとまんねぇよ!」
謙介が悪臭のするソックスを口から外してくれた。謙介は竜二と同じ全身タイツの様なものを着用しており、全身からいか臭い匂いがした。
「謙介……」
「大丈夫。隆司がまだ精通してなくても俺が改造してやるから」
僕は謙介が何を言っているのかわからなかった。謙介は不意に僕のスパッツをびりびりに破き、ケツの穴に指を突っ込んだ。
「何すんだよ!」
「改造だよ。お前を男好きの淫乱に変えてやるぜ」
謙介はいやらしい笑みを浮かべ今度は僕のケツにチンポを突っ込んだ。謙介のチンポは先程の改造で太くなっていたのもあり、僕は激痛のあまり悲鳴を上げた。
「ん……お前キツすぎ……あ、擦れるっイクっイクっ!」
謙介はすぐに僕の中にあの黒い液を出した。何回も謙介のチンポは痙攣し、ようやくおさまったころ謙介がチンポを抜くと、穴から入りきらなかった精液がとろーっとケツから垂れた。
すぐに僕の改造の効果は表れた。体が異様に熱く、汗が止まらない。性的な知識が頭の中に入ってくる。自分の脇の臭いに興奮する。あのタイツを着てみたい。竜二を思い出して犯されたいと思う。そして、目の前にいる謙介が好きでたまらなくなった。いけない事だとわかっているが、思考と汗は止まらない。気付くと、自分も彼らの様にチンポをギンギンに立たせ先走りを出していた。
「俺も竜二様にこうされたんだ。すっげぇ気持ち良いだろ?」
僕は凄まじい快楽から答える事が出来ない。口はだらしなく開き、涎が一筋つうっと垂れ、謙介がそれをぺろっと舐めとり、そのまま僕にキスをした。体を密着させられ、僕は謙介の汗と精液の臭いとタイツの触り心地を楽しむ。
――僕は完全に堕ちたのだ。
拘束を解かれても、僕は逃げようとしなかった。ただ謙介のされるがまま、落ちていたソックスを鼻に押し当て、シャツを着込み、謙介の真っ黒で太く長いチンポと僕の包茎でピンクのちっちゃいチンポを兜合わせで手コキされ、
「くっせ!たまんねぇ!!」
と叫び、高まる射精感を抑えきれなくなっていた。
「俺、隆司の事が好きだったのかもしれない。頭が良くて、サッカー上手くて、色白で。汗の匂いとか、きれいなチンポとか、無防備な着替えとか。俺、お前と本当の友達になりてぇんだよ。真の友達はお互いの事を何でも知ってるんだぜ。ここを触ると気持ちいいとか、一日に何回オナニーするとか、ダーク様の下僕を何人増やしたとか……」
今度は謙介の言っている意味は判ったが、きっとそれは洗脳だろうと思った。多分もうすぐ僕もそうなる。嫌だと思うがその感情もすぐに消えるらしい。
その時は不意に訪れた。
「んああっ!出るっ出ちゃうっ謙介、謙介っくあああああっ!!」
「俺もっ!ぐあっ!がっ!うおおっ!隆司っ好きだっあっあっ!!」
お互いにぶっかけあい、顔面まで精液まみれになる。僕は黒に、謙介は白に染まる。しかし、本当に染まるのは僕だけだ。
謙介が動き出す。自慰を始めて僕に何度も射精する。竜二と同じ様に――いや、竜二様?――謙介は僕を黒い精液まみれにした。もう洗脳と改造は始まっているらしい。
「定着開始」
謙介がそう言うと、僕の周りにピッタリと何か膜の様なものが張り付き、皮膚の様になる。体の熱は筋肉の発達を促し、僕は謙介と同じ道を辿る。最後に足の指がそれぞれスウツに包まれ僕の洗脳と改造は終了した。
「キモチイイーッ!キモチイイーッ!0319番、ダーク様に永遠の忠誠を誓います!イイー!イイー!」
甲高い声で僕は宣誓した。それを祝福する様に僕は手も触れないまま黒い精液を放出した。
小学五年生の児童二人が行方不明。木田隆司君と板橋謙介君は昨週の帰宅途中から行方がわからなくなっている。警察は事件に巻き込まれた可能性があるとして、捜索を行っている。
暗く蒸した部屋に、黒いスウツを着せられ、戦闘員に洗脳・改造された少年が二人。
「俺は隆司の脇の臭いが一番好きだな。酸っぱいやらしい臭いがするぜ」
「僕は謙介の足の臭いがいい。納豆臭くてたまんねぇよ。あのソックスにはまけるけど(笑)」
「なあ、隆司。俺達真友だよな!」「おう!」
二人は舌を絡ませ、再び淫行に戻っていく……